頭部難治性潰瘍
開頭術後(早期、遅発性)、放射線照射、外傷、熱傷、副鼻腔炎、中耳炎、皮膚腫瘍など
MRI,CTなどの画像検査で骨髄炎の有無や感染の原因や範囲がわかる場合があります。
前頭洞由来の感染症や人工物による感染症が含まれます。術後感染例に対しては、基本的には、まずデブリードマンをおこなった後に、創部が落ち着いた時点で頭蓋形成術をおこないます。当科では早期の社会復帰ができるように、デブリードマン後2~3か月で頭蓋骨形成術をおこなっています。また一度感染を生じた症例では頭皮が薄くなっていることが多く、将来的にもプレート露出などの合併症が生じないように様々な工夫をしています。人工硬膜に感染が生じた場合には、これを除去し脳表に作られた被膜や骨膜を硬膜の代用として、頭蓋形成術をおこなうことも可能です。また繰り返す感染のコントロールのために遊離組織移植術(体の他の部位から皮膚や筋肉を血管柄付きで顕微鏡下に移植)を要する症例もあります。頭髪のある部分はできるだけ温存して整容的な再建を心がけています。
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